子どもの勉強に対するモチベーションの低さに悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。
「勉強しなさいと言っても、勉強しない」「成績が悪いのに、全く焦っている様子はない」など、子どもに対して腹が立つこともあると思います。
しかし、腹を立てても子どもは変わってくれません。
そこで、中学生の勉強をやる気にさせる2つの方法をご紹介します。

そもそも、なぜ子供は勉強に対するやる気が出ないのでしょうか。
ここからは中学生の勉強にやる気が出ない主な理由を紹介します。
ご自身の子どもの様子を思い浮かべながら、読んでみてください。

 

~勉強に苦手意識がある~
学校の授業では、すべての子どもがついていけるペースで進めているわけではありません。
そのため、一定数がついていけなくなってしまい、「自分は勉強ができない」「頭が悪い」など、苦手意識を持ってしまいます。
さらに、中学で学ぶ内容は、小学校での勉強ができているという前提で教えられるため、小学校で躓いてしまっていれば、中学の勉強を理解するには非常に難しくなってきます。
このように中学校の勉強は苦手意識を持ちやすく、「どうせ自分はできない」「できないものを無理にやりたくない」と勉強に対するモチベーションを下げてしまいます。

 

~部活動や他に打ち込みたいものがある~
中学校から本格的に部活動が始まるため、勉強よりも部活動に夢中になる子どもは少なくありません。
また、他にも学校以外で習い事をしていたり、大好きな趣味があれば「勉強をしよう!」と自ら思うことは、なかなか難しくなってきます。
このように勉強の優先順位が下がれば、やる気は下がってきます。

 

しかし、「勉強が嫌いだからやりたくない」「他にやりたいことがあるから勉強しない」などの理由で、勉強しないわけにはいきません。
そこで勉強をやる気にさせる方法を紹介します。

 

①勉強に対する苦手意識を克服させる
大人でも苦手なことに対して積極的に取り組むことは非常に難しく、できれば避けたいと思ってしまいます。
そのため、まずは苦手意識を克服させてあげることが重要です。
苦手意識を克服するためには、できるところまで戻り、少しずつレベルを上げて、勉強していくことが近道です。
ただ、こういった勉強法は、学校で行ってもらうことは難しいです。
また塾などであれば、周りの目が気になってしまう場合があるので、家庭での勉強がおすすめです。

 

②勉強とそれ以外のことのメリハリをつける
勉強以外でやりたいことがある子どもをほっといてしまえば、全く勉強をしないことは目に見えています。
そのため「部活や習い事から帰ったら、すぐ宿題をする」「毎日最低でも何らかの勉強をする」「帰ってきて、晩ご飯・お腹が減るまでやる」など、家庭内でルールを作ることがおすすめです。
また、その勉強時間さえ終われば、好きに過ごして良いという風にすれば、子どもも自ら勉強をするようになっていくでしょう。